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第8回 720pとか1080iって? [What’s HD?]

 こんにちは。ハイデフおやじ1号です。

 家電量販店のテレビCMではありませんが、「フルスペックHD」だの、「110度CS」だの、デジタル家電の用語にはわかりにくいものが少なくありませんね。今回は、そんな用語の中でも特にわかりにくそうな「1080i」や「720p」といった用語を解説したいと思います。

 この720p、1080i、1080pなどの記号は、HDコンテンツの品質の違いを表す規格です。数字が画面の走査線の数、アルファベットが映像の表示方式を表しています。

 もう少し、具体的に見ていきましょう。まず、数字部分が表す走査線の数ですが、以前、HD JAZZ LIVE!で提供している映像の解像度を1920×1080ドットと紹介しました。走査線の数は、この縦方向(水平解像度)の解像度を表しています。1080i/1080pでは1080ドット、720pなら720ドットということになります。

 もちろん、違うのは縦方向の解像度だけではありません。1080i/1080pでは横方向の解像度が1920ドット、720pでは1280ドットとなります。当然、ドット数が多い方がより緻密な映像を表現できますので、よりきれいな映像ということになります。


 続いて、数字の後に付いているアルファベットですが、「インターレース」と「プログレッシブ」の頭文字を取ったもので、両方とも映像の表示方式を表しています。

 インターレースは、日本語で「飛び越し走査」と呼ばれる方式です。水平方向の走査線を奇数列と偶数列の2つのフィールドに分け、交互に描画する方式となります。テレビなどの場合、1/60秒ごとに奇数列と偶数列を交互に描画することで、結果的に1/30秒で1コマの映像を表現することができます。

 これに対してプログレッシブ方式は、順次走査と呼ばれることからもわかるとおり、インターレースのように奇数列と偶数列に分けず、1回の走査で画面上のすべての走査線を描画する方式となります。


 この2つはどちらが優れているというものではなく、用途に違いがあります。インターレースはテレビでも採用されていることからもわかるように動きのある映像の再生に向いています。一方、プログレッシブはパソコンのディスプレイなどで採用されているように静止画の表示に適しています。

 よって、テレビなどでは1080iという表記をよく見かけますが、今回のHD JAZZ LIVE!の映像はパソコン向けとなるため1080pとなっているわけです。


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